昭「まぁ、PSY・S っていうバンドの」 吉「打ち上」 昭「打ち上げですよね(笑)」 昭「で、吉良君は見に来てて」 吉「うん」 昭「他の人のお友達とかで」 吉「うん」 昭「うん」 吉「すごかったんだよね、なんか。ビートルズみんなで歌い始めたり」 昭「そうそう」 吉「初対面同士でなんでここまでやるかみたいな」 昭「(笑)そう、あたしは、打ち上げ会場の遠くにいて」 吉「(笑)」 昭「遠くで、盛り…と、特に盛り上がってるあの人たちは誰?っていう」 吉「誰?っていう」 昭「その中の中心にいたのが」 吉「はい」 昭「吉良君でした」 吉「そうだったんでしたね」 昭「それからは、初めてちゃんとっていうか」 吉「うん」 昭「音楽で」 吉「うん」 昭「一緒にさせてもらったのは、『桜』っていうアルバムの」 吉「はいはい」 昭「えっと」 吉「Psi-trailingっていう曲で」 昭「うん」 吉「歌詞と、コーラス」 昭「あ、そう、ちょっと」 吉「ちょこっとだったね(笑)」 昭「見に行ったらなんか」 吉「うん、歌ってんだよね」 昭「歌っているっていうか」 昭「そう、なんかね、今日の、今日、夜明けに」 吉「うん」 昭「ちょっと、ビデオ返しに行ったらね」 吉「夜明けに」 昭「(笑)お返りボックスっていうのがあって」 吉「あぁ……あ、それだと延滞がつかないっていう」 昭「そうそう。入れとけばいいみたい」 吉「うん」 昭「その帰りに、ほんとに雲が、こう、羽、天使の羽みたいになってて」 吉「うん」 昭「思わず自分でPsi-trailing思い出しちゃって」 昭「そうだわ、今日は吉良君とお会いできるのよ、なんて思いながら」 吉「(笑)ロマンチックですね」 昭「(笑)そう、今日はどんな朝でした?」 吉「今日?子供にたたき起こされました」 昭「(笑)」 吉「大体、今6時起きなのね。朝」 昭「えっ」 吉「そのくらいに、あの朝の泣きが始まるんで」 昭「あそう」 吉「そこで呆然として起きるという毎日が。だいたい」 昭「こう、あ〜んっていう感じで。あ、今日も朝が来た」 吉「有無を言わせず起きざるを得ないからさ。目覚しみたいなもんだから」 昭「(笑)」 吉「寝てらんないから」 昭「あそう」 吉「んでもう、なんだか放心状態でこう、だっこしながら」 昭「うん(笑)」 吉「空を見上げてました。僕も」 昭「じゃ同じころに」 吉「はい」 昭「そう、じゃぁあの、僕は…僕なんですよね」 吉「僕なんですよ」 昭「草太郎(そうたろう)くん」 吉「草太郎(そうたろう)くん」 昭「草の太郎君で」 吉「うん」 昭「吉良君自信が名前付けたっていう」 吉「そうそうそう」 昭「すごい奇麗な名前で」 吉「よく、ライブのMCとかで」 昭「うん」 吉「変な名前の候補をいろいろ出してて」 昭「うん」 吉「裏切り者とかファンの人に言われたりして。あの、『さなぎ』ちゃんとかさ」 昭「あぁあぁあぁ」 吉「吉良を逆さから読んで『良吉(りょうきち)』くんとかさ」 昭「(笑)」 吉「いろんな案出してたんだけど。ほんとに出来たらあんまり奇抜なの付けられなくてさ」 昭「(笑)」 吉「悪いじゃん?」 昭「当たり前だよ(笑)」 吉「そいつの人生、ね、だいなしにして」 昭「そう。一応、ね。ちゃんとうん」 吉「うん」 昭「でも『さなぎ』とかはかわいいような気もするけど」 吉「うん」 昭「後、何だっけ、こうこさんが、こうこさんって言うのは奥さんなんですけど、奥さんが言ってた」 吉「むぎお」 昭「むぎお」 吉「むぎおね」 昭「そうそう、むぎおもすごいいいと思うけど」 吉「かわいいけどね。かわいいけどすごい弱そうなんだよね」 昭「あぁ」 吉「喧嘩とかさ」 昭「そっか。『何言ってんだ、むぎお』って」 吉「うん」 昭「ふにゃぁみたいな」 昭「なるほど…それで、まぁ、あの、今日はとっておきのっていうか」 吉「うん」 昭「もうすぐ出るんですよね。もうすぐじゃないか」 吉「8月」 昭「8月25日」 吉「うん」 昭「に、えっと出ます、えっと『トリオ』っていうアルバムの中から」 吉「うん」 昭「もう、もう見本版が来てて」 吉「はい」 昭「聴かせてもらいたいんですけど」 吉「はい」 昭「まず、1曲聴いちゃっていいですか?」 吉「はい、もちろん」 昭「どれが?」 吉「この中で僕一番好きな、新曲がね、2曲しか入ってないんですけど」 昭「えぇ」 吉「そのうちの1曲で」 昭「はい」 吉「『白い紙とえんぴつ』」 ♪〜『白い紙とえんぴつ』 昭「ZABADAKの新しいアルバム『トリオ』から、えっと『白い紙とえんぴつ』」 吉「はい」 昭「聴いて頂きました」 吉「はーい」 昭「今日はZABADAKの吉良君とともに過ごすViridian Houseですけど」 吉「はい」 昭「えっと、これは、コーラスとかはもう楠さんとか……出るの?」 吉「そうなの」 昭「あぁ」 吉「あの、大体ライブをシミュレートしてるんで、あのダブったりはしてるんだけど」 昭「うん」 吉「基本的なパートはそれぞれの人が歌うっていう」 昭「うんうん」 吉「普通ほら、あの。一人で全部重ねちゃったりとか」 昭「うんうん」 吉「ずーっと今までしてきたのを」 昭「うんうん」 吉「敢えてやめたら」 昭「うんうん」 吉「それの方が全然良くってさ」 昭「うん」 吉「違う声ではもってた方が」 昭「うんうん」 吉「全然普通なんだよね、かっこいいんだよ」 昭「あぁ、普通」 吉「自然って言うか。普通じゃつまんないか」 昭「(笑)」 吉「自然なの」 昭「自然に聴こえる」 吉「うん」 昭「そう、えと、このアルバムは吉良君と、楠等(くすのきひとし)さんっていう」 吉「うん」 昭「えーと、クジラっていうバンドのね」 吉「元ね」 昭「もと」 吉「うん」 昭「えーとドラムとかお歌も唄える人で」 吉「そうそうそう」 昭「あともう一人、青木孝明(こうめい)さん?」 吉「たかあきさん」 昭「たかあきさん。えと、この方もメトロトロンから」 吉「うん。結構キャリア長い人で」 昭「うん」 吉「僕もあんまり知らなかったんですけど。ライブ見に行ってね、ベース弾いててギター弾いてたのかな、なんか」 昭「うんうん」 吉「フレーズとかが」 昭「うん」 吉「おぉ、近いじゃんって」 昭「うんうん」 吉「なんか、同じ方向むいてるなっていうの、すごい、き」 昭「うんうん」 吉「感じて」 昭「うん」 吉「『ちょっと一緒にやってみません?』ってな感じで声かけたら」 昭「うん」 吉「すっげえよくってさ」 昭「すごいよかった」 吉「うん」 昭「うん」 昭「あっという間にとっちゃった」 吉「あっという間にとっちゃったの」 昭「アルバムなんだよね。あとミニアルバムで6曲入ってるんだけど」 吉「うん」 昭「えと」 吉「3日でとって」 昭「うん」 吉「2日で落とし」 昭「…っていうのはあのみなさん、わかんないかもしれないけど」 吉「わかんないかもしんない」 昭「すごく」 吉「超短い」 昭「短いです」 吉「あと、レコーディング形態もあの、普通クリックっつってね」 昭「うん」 吉「カチカチカチってあの、刻んでくれるものを聴きながらみんなやるんだけど」 昭「うんうん」 吉「そういうのも一切無しで」 昭「無しで」 吉「デジタルの器材をほとんど使わずに」 昭「うん」 吉「出来れば、盤もアナログ盤で行きたかったよ、ぐらいな」 昭「そうだよね」 吉「うん」 昭「なるほどぉ」 吉「うん」 昭「じゃぁすごく楽しい、っていうか、面白いレコーディングだった?」 吉「面白かった」 昭「うん」 吉「なんか、短い分、その、細かい事はあんまり言わずに」 昭「うん」 吉「なんかみんなすごいテンション上がっちゃって」 昭「うん」 吉「こうね、こう、細かいことはいいじゃん、みたいなノリで」 昭「うん」 吉「あれよあれよという間に終わってっちゃったけどね」 昭「うん。なんか」 吉「緻密に作る、あの、作業もいいんですけど」 昭「うん」 吉「いいっていうか僕そういうのばっかりずっとやってきてたから」 昭「うん」 吉「こういうのが結構初体験っていうのかな。ま、こんな、こんな」 昭「思い切った」 吉「楽しくやっちゃっていいんだ、みたいなさ」 昭「(笑)そうか。でもあたしから見ると」 吉「うん」 昭「割と吉良君のレコーディングって」 吉「うん」 昭「ザ、ザッ、ザクッとしているっていうか」 吉「うん」 昭「だとは思ってたの、今までもね」 吉「計算ずくのザックリ感みたいなところだったんだよ」 昭「そっかそっか」 吉「うん」 昭「結果的にはこうなるな、っていうのを見越して」 吉「そうそうそうそう」 昭「ザクザクやってったっていう感じ」 吉「だから、予想以上のものもないし予想以下のものもないし、狙ったところにはめるのが」 昭「うん」 吉「僕のレコーディングだったんですよ」 昭「今までは」 吉「うん、それが今回、その、ま、良くも悪くもというか、いい方にしか行かなかったんだけど」 昭「うん」 吉「こう、予想外の出来事が次から次へと起きて」 昭「うんうん」 吉「それがすごい新鮮だったな」 昭「うんうん。なんか、今聴いててもすごく、やっぱりなんていうか勢いがあるっていうかね」 吉「うん、うん」 昭「曲に。すごいかっこいいと思ったんだけど。後は…これは詩も、えと、公子(こうこ)さんがやってるのかな」 吉「うん、そうです」 昭「後は、もう1曲くらい聴かせて頂きたいんですけど、これはえと、あの、あたしも知ってる」 吉「うん。あの『遠い音楽』っていうのかけようと思うんですけど」 昭「うん」 吉「えー、昔、もう5,6年、6,7年、7,8、6、7年か」 昭「7年」 吉「6年ぐらい前か、7年ぐらい前か」 昭「7年ぐらい前かもしれない」 吉「しつこいね(笑)」 昭「(笑)ま、いいか」 吉「『遠い音楽』っていうアルバムを出して、その時はあの、『上野洋子』って、もう、やめちゃった」 昭「あの暖簾分けしてしまったね」 吉「はい、しまった人が」 昭「ええ」 吉「唄っててくれたんですけど、あの」 昭「自分で」 吉「僕にも唄わせてよ、みたいな。いい曲だからさ」 昭「(笑)」 吉「それでライブではちょこちょこやってたんだけど」 昭「うんうん」 吉「今回」 昭「ついに」 吉「うん、入れてもいいよっていう」 昭「自分のものに(笑)ついに」 吉「だから2度目のお披露目になるんですけど」 昭「聴いてみよう」 吉「はい」 昭「うん」 吉「じゃ、『遠い音楽』」 ♪〜『遠い音楽』 昭「ZABADAKだと。新しいアルバム『トリオ』から『遠い音楽』聴いていただきました」 吉「はぁい」 昭「なんか、ZABADAKの、今まで中には無かった感じのサウンド」 吉「ねぇ、結構ギターとかさ、リズム、よれてるとことか」 昭「あぁ」 吉「今聴くとあるんだけど」 昭「あたし、そういうのはあたしにはちょっと」 吉「そんでもいいんだよねっていうのが」 昭「あ、全然、なんか」 吉「俺もちょっと大人になったなみたいな(笑)」 昭「(笑)もう、お父さんにもなったし。うん、でも、ほんと」 昭「なるほどね、なんか、ちょっとなんていうの、おしゃれ(笑)」 吉「おしゃれになっちゃいました」 昭「ちょっと、おしゃれな感じもしちゃった」 吉「でね、これの後にまた、あの」 昭「うん」 吉「ニューアルバムっていうか、そっちは」 昭「うんうん」 吉「フルアルバムで、新曲ばっかのやつ」 昭「うんうん」 吉「そっちは割と今までどおりの」 昭「うん、作り方?して」 吉「うん。一人で全部やっちゃうっていう」 昭「うんうん」 吉「それもね、僕の中ではなんか、ソロ3部作みたいのの」 昭「うん」 吉「最後かなっていう気がしてんのね」 昭「なるほど。それで完結したいみたいな」 吉「そうそう。で、ZABADAKはもうひとステップ、次から上がるぞ」 昭「うんうん」 吉「みたいな気でいるんだけど」 昭「これは、そこまでやってね、自分で」 吉「そうそうそう」 昭「なるほど。それはえっと、9月18日に出るんですね、えっと、『LIFE』っていう」 吉「はい」 昭「英語で、英語で書いてある『LIFE』っていうアルバムですね」 吉「そうなんですよ」 昭「うん」 吉「それもまた、紹介できたら嬉しいです」 昭「うん。その時はまた、来てくれるかな?」 吉「はい、是非」 昭「で、それで、終わっちゃいそうなんだけど、あの」 吉「(笑)」 昭「あたし思うんだけど、その『LIFE』はそうやって自分で構築して」 吉「うん、そう」 昭「やってった感じで」 吉「うん」 昭「で、こっちの『トリオ』の方はほんとに人とやって」 吉「うん、両極端ですね」 昭「そう、うん。なんか、難しいけどどっちもやっぱり吉良君の世界になってしまうよね」 吉「うん」 昭「こう、例え、人とやっても」 吉「実はこの『トリオ』ってアルバムは、あの、ディレクターの人から」 昭「うん」 吉「『こんなの作ってみない』って言われて」 昭「うんうんうん」 吉「僕から出たアイデアではなかったのね、で」 昭「あ、と、人とやってみれば?みたいな」 吉「そうそうそう、で、それで、言われるがままにやり始めたら」 昭「うん」 吉「すっげぇ面白くて、なんか」 昭「そっか」 吉「あぁ、教えてもらったっていう感じで」 昭「たまには人のいうことも聞いてみて」 吉「そうそうそうそう」 昭「よかったね」 吉「うん、そうなのよ」 昭「えと、えと、えー、ライブがあります」 吉「はい」 昭「10月30日、名古屋ダイヤモンドホール」 吉「はい」 昭「11月1日、大阪、梅田ハートビート。ライブハウス?」 吉「そうだね」 昭「えっと、11月5日、6日、渋谷、ON AIR EAST」 吉「え、二日ある? あ、そうでしたか」 昭「2days」 吉「打ちあがれないじゃん、っていう」 昭「(笑)2日目に十分、打ちあが」 吉「そうだね」 昭「りましょう。で、あと仙台と、福岡?」 吉「が入りそうかなっていう」 昭「です。その辺の人たちも楽しみにしててください」 吉「はい」 昭「なんか、すごく短い間で」 吉「そうだったね」 昭「なんか、申し訳ありませんでした」 吉「いえいえ」 昭「あの、吉良君にもみなさんにも」 吉「はい、また呼んでください」 昭「はい、また、来てください」 吉「はい」 昭「今日はZABADAKの吉良知彦さんをお迎えしてお送りしました。ありがとうございました」 吉「どうも、ありがとうございました。さようなら」 昭「それで、Viridian Houseの方なんですけど、またお手紙くださいね」 実は、お手紙の中で重要な事が発見されてしまいました。 えっと、あたしの新しいアルバム、ベストアルバムなんですが、 『空の森』っていうタイトルなのに、 商品カタログに『空の海』なんてなってたとこもあるそうです。 ごめんなさい、許してください。 『空の森』が正式なタイトルです。 えーと、予約して、混乱してしまった人、申し訳ありませんでした。 えと、来週はパリのお話しますけど、お土産もあります。 えーと、お葉書を送ってください。 お待ちしてます。 「郵便番号336-79 NACK5 Virtual Adventure East Viridian Houseの係」までです。 それじゃ、また」