今晩は。新居昭乃です。Viridian Houseへようこそ。 花粉が飛び回ってて、私の周囲でも涙目になってて弱気になってる人が 多いんですけど、みなさんは大丈夫でしょうか。 えーと。そんなことはよそに、シュガーハウス君。 「先日、ギターのパーツを買いに行ったとき、 カリンバという楽器に出会いました。 木の箱に細い鉄板がついていて、 なんとも言えない声で唄ってくれます。 いつか弾いてみたいと思います」 カリンバって爪で弾いて弾く楽器で、 なんか、木でね、木に、この通り細い鉄板がついて。 弾いて。綺麗な音がする楽器ですけど。 「新しい出会いありましたか? それじゃまた」 という。 えっと、私は、楽器、新しい出会いはずっとないかもしれないですね。 なんか、そう。むかーし、大阪に行ったときに、 コンセルチーナっていう、アコーディオンみたいでボタンしかついていない 楽器なんだけど、その形に惹かれて、これを弾き語りしたらとっても 面白いんじゃないかと思って買ってきたんだけど。 めげたっていう感じで。ちょっとそれ、あれを覚えるにはね、 アルゼンチンの方に行かないと無理かもって。 それ以来ないかもしれない。 新しい、デジタルパフォーマとの出会いはありますけど(笑)。 ハードディスクレコーディングが簡単に出来るようになって。 っていうのはあるけど。ちょっと味気ない感じはします。 えっとね、前に、香水をつくってくれるって、 つくって、女の子にあげるって言ってたふわふわねこちゃんから、 私にもつくってって言ったら、ほんとにつくって来てくれて。 なんかね、大人っぽい、女らしい感じの匂いの香水なんですけど。 あの、考えた香水のネーミングっていうの。 このね、私の為につくってくれた香水のネーミングで ばーって書いてあるんだけど。 ・昭乃の恋人 ・昭乃の誘惑 ・昭乃に春風 ・昭乃の涙 ・昭乃の砂糖菓子 ・昭乃の宝石 ・香りのエアメイル なんて。その後から、 ・芝又の匂い ・猫の香り ・吉田さんの匂い っていう、後はわけわかんなく、ちょっとわけわからなくなって きちゃうんですけど。 これ、どれが合うかな? 『昭乃の砂糖菓子』が合いそうな気がする。 (笑)あの、スタッフ全員から、今『昭乃の誘惑』っていうのが 一番だって声がありました。 『昭乃の誘惑』ってこんな匂いなのね、みたいな(笑)。 自分じゃわからない。 えっと。そう、あの、春にふさわしい感じの香水なんですけど。 春と言えばですね。 私なりに春になると、春になったら聴きたくなるのは何かな? なんて思ったら、なぜかやっぱり、ケイト=ブッシュを聴きたくなったので。 今日は遮二無二に、誰がなんと言おうとかけようと思うんですけど。 あ、桶川市のたにべ君。 先週瞳ちゃんが来たときに読んじゃったけど。 「僕は『never forever』がお気に入り。 でもみんないいなあ」 っていう。 あとはね、北相馬郡のあきこちゃんが、 「ケイト=ブッシュの『嵐が丘』を リクエストしたかったんですけど、別の曲がかかっちゃいましたね」 以前、何回かな? 1回か2回かけたんだけど。他の曲をかけて。 でも実は私も、『嵐が丘』がすごく好きで。 お話が、小説がありますよね。あの、ブロンテの小説にありますけど。 私は最初にケイト=ブッシュの『嵐が丘』を聴いて。 なんかびっくりしちゃったんですよ。 幽霊になって、好きな男の人の所に帰ってくる女の人の話だったんで。 恐ろしい、イギリスのヒースがこう繁っている丘の上に、 その家があって、館があって、そこに幽霊が帰ってくるっていう。 『ヒースクリフ開けて私を』っていう、 その繰り返しがさびのリフレインになっているっていう曲で。 ちょっとぞぞぞーってしちゃうんだけど。 それをなぜかこの季節聴きたくなる私なんで、ちょっと聴いてみて。 一緒に聴いてみて下さい。 78年発売になっている、『Kick inside』っていうアルバムの中から。 ケイト=ブッシュで、『嵐が丘』 曲1: 嵐が丘 78年発表の『Kick inside』というアルバムの中から、 ケイトブッシュで『嵐が丘』聴いてもらいました。 ペンネーム メイフィアちゃん。 「最近よく空を見ます。 朝の空、夕方の空、夜の空、空は毎日見てても飽きません。 毎日違う雲や違う空気が流れて、毎日違う表情をしています。 友達と喧嘩したり、先生に怒られたりして 気持ちがいらいらしているときに ふと空を見ると何故かほっとして、 とげとげしていた心が丸い心に戻ります。 悲しいとき、雨が降っていると空が私のために一緒になって 泣いてくれているんだなと思って、 励まされて元気になります」 そっか。なんか私も気が付くと空を見上げているっていうか。 うん。なんかね。 空が綺麗だとほんとね、すっごい得したような気がするのね。 そいでなんか、すっごく綺麗な夕焼けを もうあとちょっとで終わっちゃうっていう時に気が付いたりすると やっぱりすごく損しちゃったような気がしちゃったり。 でもまぁ、ちょっとだけでも見れて良かったなとか。 なんか、今はね、ビルの、ビルの谷間から見るから。 こうほとんど空がやっぱり見えないところが私の生活の場なんだけど。 これがたとえば全然ない、弥生時代とか、昔の石器時代とか。 ビルというものが全然なくて。今いるこの平野に木しかないとこで、 この空を見たらどんなにすごいだろうとか思って 想像すると、なんかこう、わーって、ふわーって吸い込まれて その時代に行けるような、そんな気にもなったりします。 なんか、春はね。ちょっと霞がかかってたりするんだけど。 またそれはそれで、いい空が見れると思います。 というわけで、お葉書いろいろとありがとうございました。 大学に受かったという嬉しいお葉書もいっぱい届いてます。 またね、いろいろ変化も、身辺の変化もあるでしょう。 いろいろお便りください。お待ちしています。 宛先は、郵便番号336-8579 Nack5 Virtual Adventure East Viridian Houseの係までです。 さて、この後は坂本真綾さんの登場です。 まだまだ聴いてて下さいね。 新居昭乃のViridian House、今夜はここまで。 ではまた来週。お元気で。